ホームページは「作って終わり」ではない

アーティストとしてのホームページを作ると、公開できたこと自体に満足してしまい、そのまま長期間手をつけなくなってしまうケースがよく見られます。しかし、ホームページはSNSと違って、放置していても投稿が流れて目立たなくなるということはありません。逆に言えば、情報が古いままだと、その古さがそのまま訪れた人の目に留まり続けてしまいます。

たとえば、トップページに1年前のライブ告知がそのまま表示されていたり、活動を終了したメンバーのプロフィールが残っていたりすると、初めて訪れた人に「この活動は今も続いているのだろうか」という不安を与えてしまいます。ホームページは、公開後の運用こそが本番だと考えておくとよいでしょう。

定期的に見直すべき項目

ホームページを長く健全に保つために、定期的に見直したい項目を整理します。

項目 見直す頻度の目安
トップページの告知内容 リリースやイベントのたびに
プロフィール・経歴 半年に1回程度
ディスコグラフィー・作品一覧 新曲リリースのたびに
ライブ・イベントスケジュール 予定が決まり次第、終了後は速やかに
SNSリンク アカウントを新設・削除した際
問い合わせ先の連絡先 変更があった際は速やかに
使用している写真・画像 年に1回程度、印象を見直す

すべてを毎週チェックする必要はありません。大切なのは、「何を、どのくらいの頻度で見直すか」をあらかじめ決めておくことです。決めておかないと、結局は思い出したときにしか手をつけず、気づけば数年放置されたサイトになってしまいます。

終了した告知を消し忘れない

ライブやイベントの告知は、開催が終わったら速やかにトップページから外す、あるいは「終了しました」という表示に切り替えることが大切です。過去のイベント告知がトップページに残ったままだと、今から訪れる人に「もう終わったイベントなのか、これから開催されるイベントなのか」を毎回考えさせてしまいます。

過去の実績として残しておきたい場合は、トップページではなく、ライブ実績をまとめた別のページに移動させる形にすると、トップページは常に最新の情報だけが表示される状態を保てます。

プロフィールの更新

プロフィールは、活動を始めたばかりの頃に書いた文章のまま、何年も更新されていないケースが少なくありません。しかし、活動を続ける中で、影響を受けたアーティストが変わったり、新しい実績が積み重なったりしていくはずです。

半年に一度程度、プロフィール文を読み返し、今の自分の活動を正確に表しているかを確認する習慣をつけておくとよいでしょう。特に、大きな実績(メディア掲載、フェス出演、コラボレーションなど)ができたタイミングは、プロフィールを更新する良い機会になります。

ディスコグラフィーの整理

新曲をリリースするたびに、ディスコグラフィーのページに追加するのはもちろんですが、あわせて過去の作品の並び順や表示形式も見直しておくとよいでしょう。作品数が増えてくると、単純に発表順に並べるだけでは、聴いてほしい代表曲が埋もれてしまうことがあります。

代表曲やアルバムを上位に固定表示できる機能があるサービスを使っている場合は、それを活用し、初めて訪れた人が迷わず代表曲にたどり着けるようにしておくと親切です。

アクセス解析を活用する

ホームページ作成サービスの多くには、簡易的なアクセス解析機能が備わっています。どのページがよく見られているか、どこから訪問者が来ているかを把握しておくと、更新の優先順位を考える際の参考になります。

たとえば、プロフィールページへのアクセスが多いのであれば、プロフィールの内容や写真をより丁寧に作り込む価値があると考えられますし、特定の作品ページへのアクセスが多いのであれば、その作品を目立つ位置に配置し直すといった判断ができます。

更新を習慣化する工夫

更新を後回しにしないための工夫として、次のような方法が考えられます。

  1. 新曲のリリースやライブの予定が決まったタイミングを、ホームページ更新のタイミングとしてあらかじめ決めておく
  2. カレンダーやタスク管理アプリに、月に一度「ホームページを見直す日」を設定しておく
  3. SNSに投稿する内容と、ホームページに反映する内容をセットで考える習慣をつける

特に3つ目は効果的です。SNSで告知を投稿する際に「このホームページのどこかも更新すべきか」を一緒に確認する癖をつけておくと、更新のタイミングを逃しにくくなります。

リニューアルを検討するタイミング

日々のメンテナンスとは別に、数年に一度は「そもそもの構成やデザインを見直す」タイミングを設けてもよいでしょう。活動を始めた当初と、今とでは、目指す方向性や見せたい印象が変わっていることがあります。デザインのテイストが今の活動と合わなくなってきたと感じたら、部分的な修正にとどめず、思い切って構成から作り直すことも選択肢のひとつです。

まとめ

ホームページは、公開した瞬間がゴールではなく、活動と並走しながら育てていくものです。告知内容、プロフィール、ディスコグラフィーなど、見直すべき項目とタイミングをあらかじめ決めておくことで、放置を防ぎやすくなります。

マイグルのようなホームページサービスを使っている場合も、更新のしやすさは長く使い続けるうえで重要な要素になります。日頃から少しずつ手を入れる習慣を持てるサービスかどうか、という視点で見直してみるのもよいかもしれません。